バリアフリーの認識

DISABILITIES P3 

 パリにおいてバリアフリーの認識

 今回senninさんが観光したり訪問したルーブル美術館オルセー美術館バトー・ムーシュヴェルサイユCDG空港(シャルル・ド・ゴール空港)・ホテル(リベルテル・ラファイエットノボテル・レ・アル)・デパート(ギャラリー・ラファイエット松坂屋プランタン高島屋)・ショッピングセンター(フォーラム・デ・アル)などのトイレその他の設備を見て、「国際シンボルマーク」基準の水準にそったぐらいであると感じております。
 皆さんは下記の車椅子マークを駐車場やトイレその他で見たことがあると思うのですが、これは「国際シンボルマーク(International Symbol of Access)」と呼ばれ「車椅子使用者に限らず、障害者が利用できる建築物、施設であることを明確に示す世界共通のシンボルマーク」です。1969年に国際リハビリテーション協会(Rehabilitation International)が総会で採択したものです。パリの施設によっては国際シンボルマークがあっても、国際シンボルマーク基準を充たしていないところもありました。
 今回のパリ観光においては、バリアフリーの設備が日本より整備されているとは思えませんでした。
 地下鉄の一部には車椅子に対応しているとの記述を目にしましたが、どの程度車椅子に対応できているのか未確認であります。新しい建物について、この国際シンボルマーク基準よりもより整備された設備があるかもしれませんが、残念ながら今回の旅行では確認できておりません。

  建築物についての国際シンボルマーク基準
 玄  関  :地面と同じ高さにするか、階段の代りに、または階段のほかにスロープ(傾斜路)を設置する。
 出入り口 :80cm以上の幅(※1)とする。回転ドアの場合は、別の入口を併設する。
 スロープ  :傾斜は1/12(※2)以下とする。屋内外を問わず、階段の代りにまたは階段のほかにスロープを設置する。
 通路・廊下:130cm以上の幅とする。
 ト イ レ  :利用しやすい場所にあり、外開きドアで、仕切り内部が広く、手すりがついたものとする。
エレベーター:入口幅は80cm以上とする。
国際シンボルマーク                          日本障害者リハビリテーション協会、「国際シンボルンマーク使用指針」より

(※1)実際に通行できる幅員(有効幅員)
(※2)水平距離12mに対し、垂直方向へ1m上がることを意味している。 

 それでは、日本においてバリアフリーの認識とは? 

日本でのバリアフリーの認識 

平成15年1月中旬 現在

バリアフリーに対する認識 

ホテル申込の経緯と実態 / N旅行会社の手配の仕方とホテルの星 / パリにおいてのバリアフリーの認識 

日本においてのバリアフリーの認識 / パリと日本の設備の違い / 旅行会社の手配の仕方に望むこと 

機内及びCDG空港(入国) / 交通 / トイレ / ATM / ホテル

CDG空港(出国) / バリアフリーに対する認識 

はじめに / 旅の準備 / パリの事情 / 観光 / 最後に