メルパルク東京

メルパルク東京（郵便貯金会館）

HOTEL
MIELPARQUE TOKYO　


Ａ、概観	Ｂ、６０１号室ベッドルーム	Ｃ、１階身障者用トイレ	Ｄ、屋外身障者用駐車場

　概要と感想

　ＪＲ浜松町駅からホテルまで近いだろうと思い込んでいましたので、駅構内にあった地図を頼りに車いすを走らせることにしました。腕の力が弱いせいもあって凸凹だったりスロープ状になった道に車いすの方向をとられながら汗がダラダラと流れるのであります。この日は晴天で暑かった。思い込みと方向音痴とはほんとに怖いものですね(T_T)　途中で道を聞いたりしながらやっと左上写真Ａのホテルの玄関までたどり着くことができました＼(^o^)／
　このホテルは以前「郵便貯金会館」と呼ばれていましたが、現在は「メルパルク」となっておりコンサートホールが隣接されていました。このコンサートホールは有名で舞台の様子をテレビ中継したりする時がありますね。
　さて、フロントでチェックインして中央上写真Ｂの６０１号室に宿泊したわけですが、向かって左のベッドの右サイドに手すりが設置されているのが分るでしょうか、ホテルでベッドにこのタイプの手すりが設置されているのは珍しいのですが、こういった気遣いのある設備は嬉しいものです。この部屋の面白いのはホテルの廊下から６０１号室の部屋に入ると、右下写真Ｈのように短いスロープがあるんですよ。スロープの勾配は緩やかなのですが、室内にスロープがあるのには少し驚きました。ベッド側から幅広の外開き戸を開けると左下写真Ｅの洗面所があります。左下写真Ｅの洗面台の下には写真で分るようにシャワー用イスが置いてあります。このシャワー用イスは足の長さが調整できるようになっています。予めこういうシャワー用イスが設置してあるとほんとに便利ですし、こういう気遣いがほんとに嬉しい。洗面台の横に脱衣のためのかごがありました。この洗面所の奥に中央下写真Ｆのように浴槽と便器があります。入り口は引き戸になっています。介助者がいれば浴槽脇のスペースに移乗して浴槽のなかに入ることも可能だと思うのですが、今回は一人で宿泊しましたのでシャワー浴ですませることにしました。中央下写真Ｆのようにシャワー用イス（足の長さは手に障害がなければ調整できると思うのですが、できなければフロントに連絡してください。）を設置してシャワー浴をしました。中央下写真Ｇは便器でありますが、Ｇ写真のように壁側にＬ字型手すりその反対側に上下可動式の手すりが設置されていました。
　中央上写真Ｃは一階にある身障者用トイレで、入り口は自動の引き戸でなかにベビーシートが設置されていました。壁側にＬ字型手すりとその反対側に水平可動式の手すりが設置してありました。右上写真Ｄは屋外にある身障者用駐車場でありますが、左上写真Ａの白い建物の手前にあります。

　朝食はバイキング形式なので一人でどうしようかと思っていましたが、食べたい物を言っておけば係りの方が食べ物をトレイにのせてテーブルまで持ってきてくれました。

　写真には見えていませんが、中央下写真Ｆのシャワー用イスがある辺りの天井から非常の呼び出し用のチェーンがたれています。一人で宿泊したのですが、部屋内の設備が整備されているとともに職員に気遣いがありましたので困ることなく快くホテルをチェックアウトできました。