京都ガーデンパレス

KYOTO GARDEN PALACE 

 

A、全景 B、玄関 C、327号室ツインベッド D、ナイトテーブル

 概要と感想 

 京都ガーデンパレスは烏丸迎賓館通り沿いにあり、京都御所の蛤御門のちょうど真向かいに位置します。京都ガーデンパレスは、地下鉄烏丸線の「丸太町駅」と「今出川駅」のちょうど真ん中辺りに位置するのですが、車いす利用者は、エレベーターを利用するので「今出川駅」を利用するのをお薦めしたい。エレベーターが通りの交差点から近いからです。御所敷地内を散歩しながら進むと数分の時間がより短く感じてしまいます。

 左上写真Aはホテルの全景ですが、蛤御門の内側から「京都ガーデンパレス」の文字が見えた時には何だか嬉しくなってきました。中央上写真Bはホテルの玄関ですが、屋根があるので雨降りの時に濡れないで車から乗降できていいですね。 

 さて、バリアフリールーム327号室ですが、部屋に入ってベッド周りやバスルーム周りとその他の空きスペースを見てすぐに気に入ってしまいました。パートナーも、ゆったりした雰囲気のなか使い勝手が良い位置に家具が置いてあるのでこの部屋を気に入ったようです。

 中央上写真Cはベッド周りですが、手前に充分な空きスペースがあるのが分かると思います。車いすが余裕で回転できるスペースがあるということです。右上写真Dはナイトテーブルですが、ベッドとベッドの間に車いすが入っていけますので、車いすからベッドへの移乗がし易いと思います。

 左下写真Eは窓側にある応接セットであります。十分なスペースと明るい採光で二人がくつろげる雰囲気であります。中央下写真Fは、左側に廊下からの入口と右側はベッドの前にあるデスクとテレビであります。中央下写真Fの左側の壁の向こうにバスルームがあります。

 中央下写真Gのドレッサーは、バスルームの前にあります。バリアフリールームのなかに個別にドレッサーが置いてあるのは初めてでしたので、パートナーは感激したようです。右下写真Hは、左側は廊下からの入口で、右側はクローゼットであります。右下写真Hでスペースに余裕があるのが分かると思います。車いす利用者にとって、車いすで動けるスペースに余裕があるというのは大変嬉しいことであります。

 京都市内は、観光客(国際化している)が大変多いですのでバリアフリーについても、とても関心が高いと町で見る数ヶ国語(日本語・英語・中国語・ハングル文字)で表示している看板を見ても分かります。宿泊施設も多いですが、バリアフリーの部屋があるホテルも、他の観光地と比較して大変多いように思います。

 バリアフリーに大変関心が高い京都市内において、日本私立学校振興・共済事業団直営のホテルということもあるのでしょうか、京都御所の蛤御門の真向かいという好立地に位置するだけでなく、このバリアフリールーム327号室内の広さから考えれば大変リーズナブルな価格設定であると驚きと嬉しさでいっぱいでありました\(^o^)/

 左下写真Mはホテル1階にある身障者用トイレで、入口は引き戸です。右下写真Nはその身障者用トイレの内側にある便器と洗面台の位置です。便器の壁側に横手すりとその反対側に水平可動式手すりが設置されていました。

 駐車場について、通常は立体駐車場、そして数台分平地の駐車スペースがありました。車いす利用者は立体駐車場では乗降が困難ですので、予約の際に平地に駐車できるかどうかご確認ください。

 京都ガーデンパレス

住 所 : 京都市上京区烏丸通下長者町上ル龍前町605番地 

電 話 : 075-411-0111

FAX : 075-411-0403

URL : http://www.hotelgp-kyoto.com/ 

バリアフリーな京都の観光名所:http://www.sennin.com/sennin/WCkyoto01.html 

チェックイン:15時〜 / チェックアウト:11時 

交 通(交通局:地下鉄烏丸線・東西線の各施設の解説

 電 車 : 地下鉄烏丸線「今出川」駅3番出口より徒歩約9分、「丸太町駅」5番出口より徒歩約10分。(エレベーター利用)     

 車   : JR京都駅から約15分。

駐車場 : 立体駐車場、平地の車いす用駐車スペースあり(予約時に確認のこと)

E、応接セット F、入口とデスク周り G、ドレッサー H、入口とクローゼット

 

327号室内の便器・洗面台・浴槽 

I、便器・洗面台・浴槽 J、浴槽と移乗スペース K、便器と手すり L、便器周り

 概要と感想

 中央上写真Gの引き戸は、バスルーム(便器・洗面台・浴槽)への入口の引き戸であります。左上写真Iは、バスルーム内の全景で左から便器・洗面台・浴槽の位置関係です。洗面台が使いやすいことと車いすの回転スペースに余裕が感じられます。中央上写真Jは浴槽周りで、移乗スペースに余裕があることと壁側にL字型手すりの位置が分かると思います。壁側で移乗台に近い浴槽のコーナーにも短い横手すりがありました。

 中央上写真Kは便器周りですが、写真で分かりますように入室当初便器の両サイドに移動可能な手すりが設置してくれていました。高齢者の方や前方アプローチの車いす利用者の方はあったほうがいいかもしれませんが、私は右写真Lのように両サイドの手すりは移動してもらいました。
 選択肢があるというのは、利用する側にとってはとても嬉しいことだと思います。

 

ホテル1階身障者用トイレ 

M、1階身障者用トイレ扉 N、1階身障者用トイレ内

平成21年 8月 下旬 現在 

  

車いすでの京都観光について一言

バリアフリーな京都の観光名所」 

 

関西編

<KANSAI>